熊本の「地域包括ケアシステム」構築に本気で貢献したい
先人たちへの感謝
地域包括ケアシステムが推進されて20年
超高齢化の一途を辿る我が国。
熊本県は、65歳以上の人口割合が全国平均を上回っているうえに、今後総人口が減少することで高齢化率が特に深刻な問題となっています。
2003年、厚生労働省から推進された「地域包括ケアシステム」は地域、各自治体、関係機関が懸命に取り組んできましたが、20年が経過した現在も、システム”構築”の必要性が謳われ続けています。
みなが必要性を理解していますが、それほどに構築することが難しいということです。
医療においても、病院主体から在宅医療の拡大が課題となり、その担い手として訪問看護の需要は高まる一方です。
熊本県内においては、2010年に約100カ所あった訪問看護ステーションは、10年後の2020年に約230カ所、そして3年後の2023年には320カ所以上になっています。
需要があり、増えることは良いことですが、数が増えればいいのでしょうか。
訪問看護に従事するなかでは、必死に自社をPRして利用者を増やすことに一生懸命になる必要があるこの業界に疑問を感じ続けていました。
訪問看護ステーションには、訪問可能エリアや得意な処置、得意な分野などがあるため、対象者様にとって最善のケアが届けられるステーションであることが大切なはずですが、それが吟味される機会が設けられていないのが現状です。
「量」がなければ何もできないためステーションは増えていきましたが、これからの時代においては、「量」とともに対象者様に本当に必要で、求められる医療を提供できるかという「質」の向上が重要であると考えます。
質をどのように高めていくか。
私は、①対象者様にとって、②病院・相談員様にとって、③訪問看護事業者にとって、
この3者それぞれが求める目的を達成できることが大切であると考えました。
三方良しのシステム作りへ
そこで、最適なサービスを提供できる訪問看護ステーションにつながるシステムを構築いたしました。
- 患者様、利用者様にとって、安全で最適な医療サービスを提供してくれる訪問看護が見つかる
- ケアマネージャー様、相談員様にとって、求めているケアを提供できる訪問看護が見つかる
- 訪問看護事業者にとって、自社の熱意、強みが広く伝わり、地域に貢献することができる
この「三方良し」が成立することで、安全かつ質の高い医療提供、スムーズなサービス体制構築が
可能となり、「退院促進」「病状悪化防止」「入院予防」につながります。
そして、システムの稼働により医療、介護、福祉の質向上、連携力強化につながることで、
「熊本県における地域包括ケアシステムの構築」を実現していきたいと考えています。
自己紹介
代表(看護師): 内村 勝彦 (うちむら かつひこ)
熊本県菊池郡大津町出身 熊本県立大津高等学校 卒業 熊本看護専門学校 第1看護学科 卒業 <看護師資格取得> 熊本赤十字病院 神経内科、脳神経外科 勤務 熊本大学 教育学部特別別科 修了 <養護教諭一種免許取得> 株式会社N・フィールド 訪問看護ステーションデューン 熊本沖縄エリア部長 くまもとケアポータル 5Kday(ファイブケイデイ) 代表
高校時代、野球部の練習中に腰椎椎間板ヘルニアを発症し手術を経験。男性看護師の存在を初めて目にして仕事ぶりに感銘を受ける。退院後、退部を決意した私をチーム全員が引き止めてくれて、マネージャーとしてチームのために役割を全う。
大切な仲間のために尽力できることにやりがいを感じ、誰かのために役に立つ仕事に就きたいと考え、看護師になることを決意する。
急性期病院で看護業務に従事。脳神経を中心に、一般内科や術前術後ケアを経験。
看護研究、看護実習生担当などを務める。
教育分野への興味関心から、子ども教育、学校現場の課題を知り、養護教諭免許取得を目指して大学へ。
教育学、心理学を中心に、学校救急処置や児童小児の発達段階などを学ぶ。
卒業後、将来的な医療分野の課題から「在宅医療」「精神医療」の2点に着目。
精神疾患に特化した訪問看護ステーションとして全国展開している会社へ入社。所長経験を経て、熊本沖縄エリア部長を拝命。現場経験と管理業務から、幅広い視点で在宅看護に携わる。
地元、熊本の未来を見据え、地域包括ケアシステムの構築に本気で貢献するため、当事業「5Kday」を立ち上げる。
活動歴
日本救急医学会 ICLS、熊本ACLS協会 BLS・ACLS 修了
KABめざせ甲子園 テレビ取材 (熊本県立大津高等学校)
KAB輝けナース テレビ取材 (熊本赤十字病院)
株式会社ジェック Kodojin 雑誌取材 (熊本赤十字病院)
第52回日本リハビリテーション医学会学術集会 研究発表(熊本赤十字病院)